UPDATES新着情報

オンサイトPPAによる分散型太陽光発電所の開発実績が1,000施設を突破

発電所の安定運営および信頼関係構築を目的にカスタマーセンターを新設

2024.09.12
RELEASE

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:秋田 智一、以下「アイ・グリッド」)は、オンサイトPPAによる施設の屋根上に導入した分散型太陽光発電所の開発実績が累計1,000施設(発電容量約240MW)を超えたことをお知らせいたします。

 

■バローHD/ヤオコー/センコー等、地域のライフライン企業270社に導入

アイ・グリッドでは施設屋根を活用したオンサイトPPAによる太陽光発電サービス「R.E.A.L.Solar Power」を中心とした屋根上太陽光発電所の開発を流通小売施設や物流施設を中心に展開してまいりました。2017年からオンサイトPPAによる開発事業を手掛け、2020年の政府によるカーボンニュートラル宣言によってニーズが大幅に高まり、太陽光PPAモデル国内No.1(※1)の実績を得ることができました。直近1年間での開発実績としては1日1発電所以上(※2)のスピードを実現しています。

さらに、事業スキームを拡充し、AI予測による独自の再エネプラットフォームを用いて余剰が生まれる仕組み「余剰電力循環スキーム」の構築や、アライアンスソリューション事業における地域金融機関や地域企業との連携によって実績を積み重ね、契約社数としては流通小売、物流施設などの地域のライフライン企業を中心に270社まで増加しております。

 

お客さまとの長期的な信頼関係構築を目的にカスタマーセンターを新設

2024年6月期における年間開発施設数は前年度比で1.5倍、2020年度比では約7倍ものスピードで増加しております。これら開発した多数の発電所の安定運営とお客さまのご要望にスピーディにお応えするために2024年9月からカスタマーセンターを新設し、安定したサービス提供と円滑なお客さまとのコミュニケーションが図れる体制を構築しております。

オンサイトPPAでは20年間の長期契約をお客さまと締結し事業を行っており、常にお客さまのご要望をダイレクトにお伺いし、課題解決をスピーディに実行できる体制づくりが重要だと考えております。日々の発電状況やメンテナンスなどについての問い合わせはもちろんのこと、GX全般に関するご相談やお客さまの新たなニーズをキャッチアップし新しいサービス開発に活かすなど、多面的なコミュニケーションの場としてカスタマーセンターを成長させていくことで、お客さまと長期的な信頼関係の構築を行っていきたいと考えています。

 

企業の再エネ自給率最大化を強力に支援するほか、災害などによる停電時に太陽光電力が利用できる設備も標準装備

アイ・グリッドの強みとして、AI技術を駆使した独自の再エネプラットフォームを用いて余剰電力を予測し活用する「余剰電力循環スキーム」によって、施設屋根ポテンシャルを最大限に活かす太陽光発電開発が可能な点が挙げられます。

この仕組みにより、日中の稼働時間帯は太陽光発電によって電力を賄い、早朝や休日など稼働しない時間帯や発電量が多い時期など、施設で使いきれない余剰電力量をコントロールします。蓄電池を併設した場合には、電力使用量に応じて蓄電・放電を行うことが可能です。この余剰電力循環スキームにより、施設電力使用量が少ないホームセンターや物流施設など屋根上のポテンシャルが高い施設への導入も増え、発電量の多い季節の日中の時間帯は100%自家消費で賄うことができる場合もあります。

《標準装備している予備電源の一例》

 

当社のGXソリューション事業は、「余剰電力循環スキーム」と太陽光発電、蓄電池、EVなど分散型エネルギー源をネットワーク化し需給調整する当社独自の再エネプラットフォームを活用することで、再エネ自給率を最大化させることを実現しているほか、導入する太陽光発電所には、停電時に太陽光電力が利用できる予備電源機能を標準装備しており、近年増加している自然災害の備えとしても活用いただく事が可能です。導入施設の多くがスーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストア、物流センターなど地域のライフラインを支える施設のため、停電時でも使える予備電源機能を装備する事は地域レジリエンスの観点からも重要だと考えており、現在では蓄電池の併設も積極的に進めております。

こうしたデジタルテクノロジーを活用した独自のGXソリューションや技術・ノウハウの蓄積をもとにアライアンスソリューションも展開し、企業や自治体との連携しながら再エネの普及を図っています。

全国に拡充している分散型の太陽光発電施設での再エネ発電を最大限に活用し、再エネ自給率を高め、地域の脱炭素化につなげてまいります。

 

<株式会社アイ・グリッド・ソリューションズについて>

アイ・グリッドは、分散再エネをフィジカル×デジタルの融合で集約・循環させ、日本各地のGXを推進するプラットフォーマーです。企業や自治体の再エネ自給率を最大化するGXソリューション事業、余剰再エネを循環・供給するエナジートレーディング事業を営み、PPAサービスでは国内No.1の開発実績があります。
「変化より、はやく」をスローガンに、グリーンエネルギーが地域をめぐるサステナブルな世界の実現を目指していきます。

 

(※1)富士経済 再生可能エネルギー発電システム・サービス市場/参入企業実態調査2024 第三者所有モデル(PPA、リース)・非住宅(10kW以上)・2023年度見込。VPP Japanはアイ・グリッド・ソリューションズに吸収合併(2024年6月29日付)

(※2)土日祝日を除く当社営業日換算

 


[ 会社概要 ]
社名:株式会社 アイ・グリッド・ソリューションズ
本社所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町三丁目7番地4
代表者:代表取締役社長 秋田 智一
資本金:6,530百万円(2024年6月末時点)※資本剰余金含む
従業員:120名
設立:2004年 2月
受賞歴:環境省 第9回グッドライフアワード環境大臣賞 最優秀賞など
コーポレートサイト:https://www.igrid.co.jp/
サービスサイト「iGRID GX Solution」:https://gx.igrid.co.jp/
オウンド メディア「グリラボ」:https://gurilabo.igrid.co.jp/

プレスリリースpdfはこちら